タブレット方式 (from h2)

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 JR西日本が尼崎で起こした、207系の脱線事故はいまだ生々しい記憶として残っていますが、この地方で過去あった、近鉄特急同士の青山トンネルでの衝突事故も、悲惨でした。
 この事故の原因は単線(上りと下り列車が同じレールの上を走る)での信号無視によるものでした。 これと同じような事故が近くの信楽線でもありました。 このような事故は、タブレット方式での運行を行っておれば、絶対に避けられたはずです。

 私が高校生のころには、関西本線には蒸気機関車が走っており、近鉄伊賀線は西名張まで路線が延びていました。 信号の代わりにタブレット方式による運行管理を行っていたような記憶があります。
 この方式は、路線上に沢山の列車を配置できず、忙しい現代にそぐわないので、時代の流れに葬り去られてしまいました。
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 タブレット方式とは
 タブレット方式は鉄道の通行手形のようなもので、一つの区間には一つしか通行手形(タブレット)がありません。
 例えば、現在の伊賀線でいえば、お互いの列車 (伊賀線に列車とは大げさですが・・・) が退避する駅 (すなわちホームが二つある駅) があります。 伊賀神戸−丸山―猪田道―桑町―上野市などです。
 その駅間が一つの区間として、その区間にはタブレットが一つしかありません。 よってその区間は、タブレットを持っている列車だけが走行できます。 一区間に一タブレットが大原則なので、同一区間内で上りと下りの両列車が走っているということはありえません。

 例えば、丸山発―猪田道行きの列車は丸山駅で「○」のタブレットを手に入れます。 猪田道駅に着くと「○」のタブレットを駅に置き、「□」のタブレットを手に入れて、桑町駅に向けて出発します。
 猪田道駅から丸山駅行きの列車は、猪田道駅に「○」のタブレットがないと、丸山駅に向けて出発できません。
 単純で明解ですが、そうやって単線区間での正面衝突事故を防いでいたのです。

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 普通列車だと、駅に停車中にタブレットを取りに行けばよいのですが、急行や特急列車の場合、タブレット受け取り駅が通過駅の場合、通過中に受け渡しする必要があります。 タブレットを掛けるポール様の柱が駅のホームの端に設置されており、輪投げのように、タブレットを放り投げたり、通過しながら取ったりします。
 タブレットは金属製で頑丈なもので、受け渡しがしやすいように肩に掛けられる位の大きな丸いバンドがついています。

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